今回は、クロスリテイリングの創設者・山口孝志氏が案内している「キングメイカーFX」について詳しく調査しました。
キングメイカーFXでは、非常に高い勝率や大きな利益を狙えるといった内容がアピールされています。
しかし、投資案件を検討するときは、広告に掲載された数字だけで判断するのではなく、その根拠や運営元、販売価格なども確認することが重要です。
キングメイカーFXについて確認したところ、詐欺と断定できるものではありませんが、広告で示されている成果の再現性には疑問が残ります。参加を検討している方は慎重に判断してください。
キングメイカーFXは詐欺か|結論
キングメイカーFXは、実際に販売されているFX関連の商品であるため、商品の存在だけを見て「詐欺」と決めつけることはできません。
一方で、宣伝されている実績や勝率をそのまま信用してよいかについては、慎重に考える必要があります。
特に投資では、過去の成績が将来の利益を保証するものではありません。
広告上で魅力的な数字が示されていたとしても、それと同じ結果を利用者が再現できるかは別の問題です。
キングメイカーFX(kingmaker fx)について
キングメイカーFXは、短時間で売買を繰り返す「スキャルピング」を利用したFXの取引ロジックとして紹介されています。
販売ページでは「月222%」といった非常に大きな成果を狙える内容として宣伝されていました。
さらに、トータルの取引成績について「517戦517勝」とされ、勝率100%という非常に目を引く数字が掲載されています。
少ない資金からでも大きな利益を目指せるという点が、キングメイカーFXの大きな特徴として打ち出されています。
掲載されている実績を見ると、2023年以降の取引結果として紹介されており、極端に古いデータではないようです。
直近3か月では「11,231.3pips」という数字も掲載されています。
仮に1ロットで同じ値幅を獲得したとすると、非常に大きな利益になる計算です。
ただし、掲載されている画像だけでは、取引日時や注文履歴などの詳細まですべて確認できるわけではありません。
そのため、画像に掲載された数字だけを根拠として、実際の取引結果であると断定することは難しいでしょう。
別のチャート画像についても、通貨ペアや時間足は確認できますが、取引した日時までは判断できません。
いつ、どの価格で実際に注文したのかまで確認できなければ、取引の再現性を評価するのは困難です。
チャート上で利益が出るポイントを後から示すことは可能なので、客観的な取引履歴があるかどうかも重要な確認材料になります。
キングメイカーFXの販売ページでは、資金を複利で運用することで非常に大きな金額を目指せるシミュレーションも掲載されています。
100万円から開始した場合は5か月で約3億5,000万円、1万円からでも9か月で約3億8,000万円になるという内容です。
数学上は、高い利益率を維持しながら複利運用できれば資金は急速に増えていきます。
しかし実際のFXでは、毎回利益になるとは限りません。
特にスキャルピングは、相場状況やスプレッド、約定価格などによって結果が変わるため、長期間にわたって勝率100%を維持できるのかは慎重に見る必要があります。
大きな利益を強調する広告を見ると魅力的に感じますが、投資には必ず損失の可能性があります。
参加する場合は、期待できる利益だけでなく、損失リスクや必要資金、取引ルールまで理解したうえで判断することが大切です。
山口孝志は怪しいと評判?脱税で起訴された過去も
キングメイカーFXを案内している人物が、山口孝志氏です。
販売ページには、山口氏の経歴やプロフィールも掲載されています。
山口氏がクロスリテイリングの創業者であること自体は確認されています。
ただし、プロフィールや販売ページに掲載されている情報だけでは、キングメイカーFXによって勝率100%を継続していることまで客観的に証明できるわけではありません。
また、山口氏について調べるうえで無視できないのが、過去に法人税法違反で在宅起訴されたと報じられたことです。
報道によると、投資教材を販売していたクロスリテイリングを巡り、約2億円の所得を隠し、法人税約4,900万円を脱税した罪に問われたとされています。
過去の税務上の問題とキングメイカーFXそのものの性能は分けて考える必要があります。
とはいえ、高額な投資商材を購入する際には、商品の内容だけでなく、販売会社や運営者の過去を含めて判断材料にする方もいるでしょう。
クロスリテイリングがこれまで多数のFX教材やサインツール、EAなどを販売してきた点についても確認しておく必要があります。
また、過去にはクロスリテイリングの商品について、購入者が集団訴訟を検討するためのページが作られたこともあったようです。
ただし、元記事で確認されている範囲では、実際に集団訴訟として裁判が行われたわけではありません。
こうした情報が存在するからといって、キングメイカーFXが直ちに違法な商品であることを意味するものではありません。
一方で、高額な投資商品を購入するのであれば、過去の利用者の声や販売会社に関する情報まで確認してから判断した方がよいでしょう。
キングメイカーFXにLINE登録して検証
キングメイカーFXの案内内容を確認するため、販売ページから「山口孝志[Kingmaker]」というLINEアカウントへ登録した際の流れも確認されています。
登録すると、キングメイカーに関する専用ページや動画コンテンツなどが案内される流れになっています。
メッセージでは、登録者向けに情報を順次公開していくという内容が送られてきます。
その後、YouTubeなどを利用した動画の視聴へ進む形です。
案内された動画は約1時間21分ありました。
内容としては、セールスページに掲載されているキングメイカーFXの特徴や実績について、さらに詳しく説明するものが中心です。
ただし、動画を視聴した段階で具体的なスキャルピング手法をすべて理解できたり、すぐに同じ取引を実践できたりする内容ではありませんでした。
キングメイカーFXの参加費用
キングメイカーFXの参加費用は、最終的に約20万円となっています。
FXツールや投資教材が有料で販売されること自体は珍しくありません。
重要なのは、その販売価格に対して内容やサポート、取引ロジックに十分な価値があるのかという点です。
キングメイカーFXについて調べると、約19万8,000円という販売価格について疑問を持つ投稿も確認されています。
特に注意したいのは、「高額だから稼げる」「価格が高いから優れた手法である」とは限らないことです。
販売ページで勝率100%などの数字が示されていても、購入者全員が同じ結果を出せることを保証するものではありません。
約20万円は決して小さな金額ではありません。
購入を検討する場合は、教材代だけでなく、FX取引に使う証拠金や損失が発生した場合の資金まで考えておく必要があります。
「広告と同じ金額を稼げるはず」と考えて無理な資金を投入することは避けた方がよいでしょう。
キングメイカーFX(kingmaker fx)は詐欺ではないが再現性は不明
キングメイカーFXについて調査した結果、詐欺と断定できる材料は確認できませんでした。
しかし、宣伝されているほどの高い成果を一般の利用者が再現できるかについては、疑問が残ります。
- 勝率100%という非常に高い実績がアピールされている
- 掲載画像だけでは取引日時などの詳細を十分に確認できない
- 山口孝志氏やクロスリテイリングについて否定的な評判も存在する
- 約20万円という比較的高額な参加費用が必要になる
特にFXでは、どのようなロジックであっても損失が発生する可能性があります。
そのため、「517戦517勝」「勝率100%」「少額資金から数億円」といった印象的な数字だけを見て参加を決めるのはおすすめできません。
投資案件を選ぶ際には、広告に掲載されている利益だけではなく、その数字を裏付ける客観的なデータがあるのか確認することが大切です。
また、販売価格や追加費用、損失リスクについても事前に把握しておきましょう。
キングメイカーFXに興味を持っている方は、広告の内容だけで判断せず、複数の情報を比較したうえで慎重に検討してください。